タンスの角に足の小指をぶつけて痛い思いをするのは、全世界共通だと思います。そのため、角をやわらかいスポンジでカバーする商品などが販売されていますよね。
そんなタンスの角を増殖させたら、どうなるのか気になったので、工作をしてみることにしました。
やってみよう!
まずは、どういう設計にするか考えるため、Fusion360という立体の設計ができるソフトで設計していきます。最初は紙に書いていたのですが、なんだか訳がわからなくなってしまいました。
タンスの角、つまりL字形になっている部分にはめ込むことができ、さらに小指をぶつける角を増殖させると考えると、このようにLがいっぱいある形が作るのがいいのではないでしょうか。
作ったファイルを3Dプリントしようかと思ったのですが、3Dプリンターはプラスチックで成形するので、木材でできているタンスと比べると痛みが少ないのではないかと思いました。なので、この図を元に、木材で作っていきます。なんでこんなどうでもいいことを真剣に考えているのかはわかりません。
ということでアトリエにあった木材を好みの形にカットしていきます。
バンドソーで切ったり
のこぎりで切ったりします。
こんなかんじで、細い角材をちょっと長さを変えて切り出しました。
そして、ここから記録用のカメラをまったく回してなかったのですが、切った木材をボンドでつけたり、ネジで留めたりしました。本当はぜんぶボンドで付けたかったのですが、私のノコギリ力が足りず、すべての木材が斜めにカットされてしまったので、まったく接着できなかったのです。本当に、ノコギリ力だけは鍛えておいたほうがいいですよ。
そして、これも記録に残していないのですが、ニスを塗りました。インテリアと馴染ませるためです。こういう見えない努力が実を結ぶんですよ。
ということで、完成しました。タンスの角を増殖させるアイテムです。よく見て欲しいのですが、二段になっており、合計25個の角があります。通常のタンスの1個の角を25個にまで増やすことができるのです。角の数え方って個であってますか?
これをタンスにくっつけます。
くっつける方法は、両面テープを採用しました。ねじ止めする案も出たのですが、絶対にこんなことで家具を傷つけたくありません。
これで本当に完成!
やっぱりニスを塗ってよかったです。インテリアとしてもとても素敵なアイテムになりました。
さっそく使ってみましょう。
あ〜〜
増殖したタンスの角。ひとつひとつの角が小さくなったので、当たり判定が小さくなっているのかとおもいきや、ガッツリ当たります。これは、本当に良い発明品を作ってしまったかもしれません。何かに使うわけではないのですが「わたしは、タンスの角を増殖するアイテムを持っているんだぞ」と思うだけで、気持ちがだいぶ楽になるのではないでしょうか。そんなことないか。今のは忘れて。
タンスの角をLV100にしました
— 藤原 麻里菜 | Marina Fujiwara (@muda_zukuri) 2023年6月25日
理由は特にないです pic.twitter.com/vrd5AuhiRm
今回は、タンスの角をレベル100にするアイテムを作ってみました。今後も作った物をメイキング的にブログにアップしていこうかなと思いますので、よかったら気にかけてください。あと、小指をぶつけて骨折することもあるようなので、みなさまはこんな工作をせずに、ちゃんとプロテクターを貼りましょう。約束だぜ。
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